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2010.04.25

【社労士】労働者災害補償保険法 > アスベスト災害/石綿吹きつけの体育館で勤務、教諭初の公務災害認定へ(20100422)

石綿吹きつけの体育館で勤務、教諭初の公務災害認定へ 2010/ 4/22 日本経済新聞

 アスベスト(石綿)が吹き付けられた小学校の体育館で勤務し、中皮腫で死亡した滋賀県東近江市の教諭古沢康雄さん=当時(56)=について、地方公務員災害補償基金(東京)の本部審査会が「公務に起因すると認めるのが相当」と裁決していたことが22日、分かった。近く民間の労災に当たる公務災害に認定される。
 同基金によると、石綿被害で教諭に公務災害が認定されるのは初めてとなる。
 3月29日付の裁決では「体育館の天井にボールなどが頻繁に当たり、館内には相当程度の石綿が飛散していた」と認定。「体育館に行けば大抵(教諭に)出会えた」など当時の同僚や教え子の証言から「体育館に長時間滞在していた」とし、石綿暴露作業に相当する業務に従事していたと結論付けた。
 その上で公務災害を認めなかった滋賀県支部と県支部審査会の決定を取り消した。
 裁決書と支援団体によると、古沢さんは1973年から3年間、同県湖南市の岩根小で体育を教え、体育館で勤務。同年11月に同小で火災が起き、数カ月間、臨時の職員室が設けられた体育館で週1、2回の宿直勤務などもした。
 古沢さんは2001年10月に中皮腫と診断され、翌年4月に死亡。妻弥恵子さん(61)は公務災害申請したが、県支部は「医学的所見がない」として公務外と認定。不服申し立ても棄却され、08年11月、本部審査会に再審査を請求していた。
 同基金によると教諭による同様の公務災害申請は計11件(3月末現在)あり、支部の認定段階で10件が棄却、1件が却下されている。
 22日、支援団体と記者会見した弥恵子さんは「ほかの先生や子どもが早期に健康診断を受けられるような態勢づくりをしてほしい」と行政に求めた。
 【関連記事】「石綿測定のマニュアル改定へ…環境省 2009/ 5/27 YOMIURI ONLINE」 / 「石綿飛散の恐れ、病院など128施設 日常利用の場所も 2009/ 3/30 asahi.com」 / 「石綿労災認定事業所、住所を追加公表 厚労省 2008/12/17 NIKKEI NET」 / 「アスベスト労災、勤務先883事業所公表 2008/10/31 YOMIURI ONLINE」 / 「労災認定事業所160カ所を追加公表 厚労省、石綿被害で 2008/ 6/13 NIKKEI NET」 / 「石綿労災認定、新たに2167事業所・厚労省公表  2008/ 3/28 NIKKEI NET

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