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2010.03.30

【社労士】健康保険法 > 訪問看護/専用PC活用(20100330)

訪問看護に専用PC 2010/ 3/30 yomiDr.

 在宅医療を支える訪問看護のスタッフが、特別仕様の携帯式のパソコンを持ち歩く取り組みが始まった。狙いは、看護データを効率的に記録し、患者情報を共有すること。IT(情報技術)機器を活用する現場を訪ねた。

 データ共有 経験不足補う
 東京都小金井市の住宅街。筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)で寝たきり状態となった鴨下雅之さん(51)宅に、「セントケア訪問看護ステーション三鷹」の看護師が訪ねてきた。
 カバンから、片手で持ち運びできる通信機能付きパソコンを取り出すと、鴨下さんのカルテを呼び出し、その日の血圧や体温などを入力。呼吸や脱水、排尿状態なども観察しながら、医療や生活支援などの分野ごとに設定された約10項目の選択肢を選んでいけば、病態に応じてどんな処置が必要かが、パソコン画面に示される。
 パソコンに組み込まれているのは、訪問看護の支援手順を図示するソフトだ。セントケア・ホールディングが、山内豊明・名古屋大教授と共同開発したもので、看護診断の標準化を目指し、どの看護師が使っても同じ結果に導かれるように設計されている。「三鷹」では昨夏からこのシステムを採用。昨年末には、他の拠点に先駆けて5台を導入し、訪問先で直接入力するようになった。

 看護師に安心感
 このパソコンの利用で大きく変わったのは、事務所に戻ってから記録整理の時間が短縮できたこと。三鷹で管理責任者を務める臼田志緒さんは「車や自転車で移動しているが、待ち時間に記録を整理できる。その分、患者と向き合うサービス時間が充実するようになった」と話す。看護師の吉村奈央さんも「看護診断の際、パソコンに診断候補が表示されるので、大きな安心感がある」と、利点を力説した。
 入力記録は、本部や営業所のパソコンからもすぐに引き出せるため、経験の浅いスタッフへの助言に活用できる。データの蓄積・分析によって将来は、より患者に適した訪問看護計画をたてられるようにもなる。
 同社の岡本茂雄訪問看護事業部長は「看護診断の過程を可視化することによって、無理なく事業所全体の訪問看護の質を高められる」と強調する。他の27事業所にも夏までに順次専用パソコンを導入する予定だ。

 広がりに期待
 ただし、課題もある。24時間の看護が必要な鴨下さん宅では、別の訪問看護事業者のほか、訪問介護や医師の往診などで毎週延べ48人が出入りしている。しかし、全員がデータを共有しているわけではなく、妻の章子さん(46)が作ったノートに、様々な記録を手書きで書き込んでいる状態だ。
 章子さんは「在宅看護では、少しの変化でも気になることが多い。パソコンの仕組みが広がり、医師とも相談しやすくなるとありがたい」と注文する。
 香川県では、県看護協会など八つの訪問看護ステーションが、支援ネットワークに参加、携帯電話などを使って事務の省力化を実現している。IT化が進んだ米国の訪問看護事情に詳しい日本訪問看護振興財団の佐藤美穂子常務理事は「訪問看護情報の共有化・一元化を図るためにはITの活用が不可欠。データを集中管理することで客観的な評価や成果がわかり、様々な記録の比較も可能となる」と期待を寄せている。

 【関連記事】「訪問看護の地域拠点を整備 厚労省が設置促進 2009/ 1/13 NIKKEI NET

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