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2008.08.07

【社労士】労働者災害補償保険法 > アスベスト災害・「基準外」でも石綿労災(20080806)

「基準外」でも石綿労災 2008/ 8/ 6 YOMIURI ONLINE

北九州西労基署 就労7か月の認定
 新日本製鉄(旧・八幡製鉄)の下請け会社で勤務後に中皮腫(しゅ)になった三重県四日市市の赤塚亘さん(73)について、北九州西労働基準監督署が、認定基準を満たしていないのに、アスベスト(石綿)との因果関係を認めて労災認定していたことが分かった。基準は「アスベストを扱う作業歴1年以上」などと定めているが、赤塚さんの就労は7か月だった。支援団体によると、極めて珍しいケースで、「救済拡大につながる」としている。
 赤塚さんによると、1963年12月から64年6月まで、北九州市八幡東区にあった旧八幡製鉄の下請け会社に勤務。八幡製鉄の構内に派遣され、断熱材としてアスベストが使われた配管の補修作業などに携わった。2006年11月、中皮腫と診断され、翌12月に右肺摘出などの手術を受け、昨年9月、労災申請した。
 中皮腫の患者が労災と認められるには、原則として〈1〉アスベストを吸ったために肺が線維化する「石綿肺」の所見がある〈2〉アスベストを取り扱った作業歴が1年以上――のいずれかが必要。赤塚さんはどちらも満たしていないが、中皮腫の診断後に厚生労働省で協議することになっており、今年4月、因果関係を認定された。北九州西労基署は詳しい理由は明らかにしていないが、「作業実態や病状などを総合的に考慮した」としている。支援した「新日鉄八幡アスベスト問題を考える会」(事務局・北九州市八幡西区)の野沢政治代表は「被害者救済に道を開く画期的な判断」と評価している。
 【関連記事】「石綿肺の新法救済検討、患者の事例調査へ 環境省 2008/ 7/27 asahi.com」 / 「労働者より「事業主」長い患者の石綿肺、初の労災認定 2008/ 6/12 NIKKEI NET
 【コメント】未だすべての症状に対して救済が出来ていないとされるアスベスト災害への労災認定。政府としても労災認定の事例を増やしつつあるものの、なにぶん認定する労働基準監督署は、そういった症例に精通している訳ではないため、新しい症例(未だ認められた例のないもの)については、認定を出すことはできない。そういった意味でまだまだ救済を必要とするすべての人に認定が出るまでは、時間がかかることになりそうだ。

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