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求む!保育士経験者 2008/ 6/13 YOMIURI ONLINE
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研修会では、現役の保育士らが、体験談を交えながら、保育の仕事の現状と魅力について語った(東京都内で) 育児などで離職している保育士に、再び保育の現場で活躍してもらおうという試みが広がっている。保育業者の団体が研修会を開いたり、自治体が仕事を紹介するための登録制度を設けたり。保育施設の新設などによる保育士の不足傾向が背景にある。
6月上旬、東京都内で、保育士や幼稚園教諭の資格を持ちながら現場を離れている人を対象にした研修会が開かれた。2日間で約80人が参加。最近の保育現場についての解説、動画を使った授乳やおむつ交換の指導のほか、保育所や保育関連会社の求人情報も紹介された。
主催したのは、保育業者が設立したNPO法人「ポピンズ」(東京)。「保育所では人材不足が深刻化しつつある。結婚や子育てなどで離職している保育士も多く、人材を掘り起こすのがねらい」とポピンズ事務局の二本柳聡美さん。
参加者の一人で、約20年前に保育士として働いていたという女性(54)は、「長く現場を離れているが、自分の子育ても一段落し、保育への関心が再び高まってきた」と話す。
研修会は年内に大阪、名古屋、仙台でも開く予定。離職している保育士を対象にした全国規模の研修は珍しいという。
聖徳大学(千葉県松戸市)も昨年、離職した保育士ら向けに、実習を含めた再就職講座を始めている。
全国の待機児童は減少傾向とはいえ、昨年4月現在約1万7900人(厚生労働省調べ)。保育施設は今後も増設される見込み。また、イベントや会議などの際の一時保育も増えている。保育士不足に対応するひとつの方法として、保育士に現場に戻ってきてもらおうというわけだ。
保育士を養成する大学や専門学校の中には、卒業生向けに再就職を仲介する例も。聖ヶ丘(ひじりがおか)教育福祉専門学校(横浜市)では、昨年度保育所に11人の再就職を紹介した。「再び働きたいという人に、より希望に沿った情報を提供し、再就職をスムーズに進めたい」と同校。
愛媛県は一昨年、イベントなどの一時保育を行う保育士を紹介するため、離職している保育士を登録する「保育士バンク」を設立した。「子ども連れでイベントや会議などに参加するためには、臨時託児所が必要だが、県内ではほとんど行われていない。子育て家庭の社会参加を進めるために、保育士の力を借りたい」と同県子育て支援課。
保育士バンクには、現在約50人が登録、これまでにイベントなどの一時保育で、6回活動した。
聖徳大学社会福祉学科准教授の西智子さんは「専門知識のある保育士が再び仕事に戻ることは、女性の活躍の場が広がるなど大きな意義がある。ただ、その際は保育の質を十分確保するための準備も重要。待遇面の改善も必要だ」と話している。
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