« 【社労士】労働一般常識 > 雇用動向・トヨタ関連会社、元トヨタ期間従業員を続々正社員に(20080327) | トップページ | 【社労士】労働一般常識 > 春季労使交渉・中小労組の春闘 「トヨタ頼み」脱却できず(20080327) »

2008.03.28

【社労士】健康保険法 > 医療制度改革・看護師と医師の仕事分担(20080327)

看護師と医師の仕事分担 2008/ 3/27 YOMIURI ONLINE

 医師の負担を軽減、待ち時間短縮も

 看護師に専門職としての能力を発揮してもらい、不足しがちな医師の仕事を分担してもらおうと、厚生労働省は昨年末「医師と医療関係職の役割分担推進について」という通知を出しました。
 看護師というと、診察室で医師の介助をしたり、ベッドサイドで患者の世話をしたりする姿が思い浮かびます。看護師の業務は法律で決まっていますが、細かな規定はありません。
 手術や診断といった、「医師の判断をもってしなければ、人体に危害を及ぼすおそれのある医療行為」は医師にしかできません。しかし、「医師法」や、保健師、看護師の業務を定めた「保健師助産師看護師法」を根拠に、静脈注射などの医療行為は、医師の指示があれば、看護師が行うことができると解釈されています。
 ところが、医療機関によっては、事前に指示があるにもかかわらず細かく医師の指示を求めたり、「医師がすべき医療行為」として、手を出さない看護師がいたりするため、今回の通知が出されました。通知では、看護師が担う業務として、〈1〉薬剤の投与量の調節〈2〉患者・家族への説明〈3〉点滴などの静脈注射――などを挙げています。
 たとえば、患者の状態によっては、薬剤を切り替えたり、投与量を調節したりする必要があります。もし、医師が事前に指示を出していれば、看護師は自分の観察と判断に基づき、量の増減を調節でき、医師の負担を減らすことができます。
 今回の通知では、診察前の面談も看護師の業務として明示しました。
 看護師が受け持つ“診察室”である「看護外来」などで、患者の症状や既往歴などを聞き取り、医師に情報提供するのが役割です。看護師が積極的に患者にかかわることで、医師の診察が効率的になり、待ち時間の短縮も期待できます。
 しかし、看護師の数も医師と同様に十分とは言えず、「今でも忙しいのに、新たに仕事を増やすのは難しい」との反発もあります。日本看護協会では「人員配置が十分でないと、通知で示すような、看護本来の業務に専念するのは難しい。その上で、看護師の資質向上や他職種との連携強化によって、適正な役割分担を目指したい」と話しています。

 【関連記事】「厚労相、医師不足対応で初会合・「看護師の業務を拡大」  2008/ 1/ 7 NIKKEI NET」 / 「医師不足:国の緊急対策に都道府県は期待薄 毎日新聞調査 2007/12/25 毎日jp
 【コメント】看護師も決して時間があるわけではなく、医師とほぼ同じ状況(看護師不足、超過勤務継続)であるのは変わりない。今回の仕事分担で、看護師の業務量が増えたとしたら、医師の過労死急増問題と同種の新たな問題が発生してくる可能性がある。医師不足対策は、まだまだ決定打を欠いたままのようだ。

|

« 【社労士】労働一般常識 > 雇用動向・トヨタ関連会社、元トヨタ期間従業員を続々正社員に(20080327) | トップページ | 【社労士】労働一般常識 > 春季労使交渉・中小労組の春闘 「トヨタ頼み」脱却できず(20080327) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12096/40662914

この記事へのトラックバック一覧です: 【社労士】健康保険法 > 医療制度改革・看護師と医師の仕事分担(20080327):

« 【社労士】労働一般常識 > 雇用動向・トヨタ関連会社、元トヨタ期間従業員を続々正社員に(20080327) | トップページ | 【社労士】労働一般常識 > 春季労使交渉・中小労組の春闘 「トヨタ頼み」脱却できず(20080327) »