« 【社労士】労働一般常識 > 雇用動向・「まだ間に合う」就職支援サービス、リクルート(20070918) | トップページ | 【社労士】国年法・厚年法 > 年金記録確認第三者委員会・記録訂正、審査迅速化へ中央第三者委が体制増強(20070918) »

2007.09.19

【社労士】労働者災害補償保険法 > アスベスト災害・同僚のX線写真根拠に給付金(20070918)

同僚のX線写真根拠に給付金 石綿被害で東京労働局 2007/ 9/18 asahi.com

 19年前に肺がんで死亡した女性(当時68)に対して、東京労働局が、本人のカルテなどが残っていないにもかかわらず、元同僚のX線写真にアスベスト(石綿)を吸い込んだ証拠があるとして、石綿新法に基づく遺族への給付金の支給を認めていたことが分かった。医学的な証拠のない人に給付金を認める判断は異例だが、厚労省は「今後、本人の資料がない場合には、多方面の資料を集めて判断していきたい」としている。
 同労働局などによると、女性は、石綿を扱う東京都内のブレーキ部品製造工場で働き、1988年に肺がんで亡くなった。通常、労災の遺族補償の時効は本人の死亡後5年間だが、昨年3月に施行された石綿新法は09年3月までに限り、時効後であっても給付金で救済することが定められた。このため、遺族が給付金を申請したが、認められず、昨年12月、不服審査を請求。同労働局の労災保険審査官は今年8月、同じ工場で働いていた元同僚のX線写真に石綿を吸い込んだ証拠となる胸膜プラークなどが残っていたことを理由に、女性の死亡原因を石綿によるものと認定した。
 石綿対策全国連絡会議の古谷杉郎事務局長は「カルテなどが失われているために、石綿が原因と認定されていない人は多くいると考えられる。今回の判断は救済拡大に向けて意味がある」と話している。
 【関連記事】「石綿の労災認定が急増 中皮腫倍増1千件突破 2007/ 6/ 3 asahi.com」 / 「石綿での労災認定、倍増の1796人…06年度 2007/ 5/25 YOMIURI ONLINE
 【コメント】石綿新法(石綿による健康被害の救済に関する法律)の成立により、認知度が一気に増した石綿災害。石綿被害に関連した労災申請も増加している。ただ、石綿による健康被害が長期潜伏を伴う中皮腫等であることから、カルテ紛失などの事態で判断しにくい状況に陥るケースも多かった。今回の報道はそのようなケースで、判定が受けられない人々への一つの打開策と十分なりうる。これでまた、救済される人が増えることになりそうだ。

|

« 【社労士】労働一般常識 > 雇用動向・「まだ間に合う」就職支援サービス、リクルート(20070918) | トップページ | 【社労士】国年法・厚年法 > 年金記録確認第三者委員会・記録訂正、審査迅速化へ中央第三者委が体制増強(20070918) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12096/16498676

この記事へのトラックバック一覧です: 【社労士】労働者災害補償保険法 > アスベスト災害・同僚のX線写真根拠に給付金(20070918):

« 【社労士】労働一般常識 > 雇用動向・「まだ間に合う」就職支援サービス、リクルート(20070918) | トップページ | 【社労士】国年法・厚年法 > 年金記録確認第三者委員会・記録訂正、審査迅速化へ中央第三者委が体制増強(20070918) »