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2007.09.02

【社労士:労働関連情報】労災法 > 労災認定・過労自殺のNOVA子会社社員の両親が労災認定求め提訴(20070831)

過労自殺のNOVA子会社社員の両親が労災認定求め提訴 2007/ 8/31 asahi.com

 大手英会話学校NOVA(統括本部・大阪市)の子会社の社員だった渡辺孝さん(当時28)が、04年に自殺したのは過労による労災だとして、千葉県在住の両親が31日、国を相手に、遺族補償の不支給処分の取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。当時、NOVAは全国で教室を増設し拡大路線を進めており、両親らは「企業の成長ペースに人員態勢の整備が追いつかない中での過労死だ」と訴えている。
 訴状などによると、渡辺さんは01年にNOVAに入社。英会話学校の営業担当だったが、04年7月に子会社への転籍を命じられ、新教室開設の施工工事を担うようになった。現場での測量や図面チェックなど慣れない業務や残業が重なり、8月には上司に退職願を出したが認められず、10月、出勤途中に自殺した。
 両親は05年7月、孝さんの死は過労が原因だとして新宿労働基準監督署に労災申請。同署は自殺前3カ月の残業を月平均約80時間と認定したが、上司の指導のもとで仕事をしていて責任は大きくなく、業務上のストレス度合いは低いなどとして労災を認めず、その後の審査請求も棄却された。
 厚生労働省は、脳・心臓疾患による過労死の労災認定についてはおおむね1カ月の残業時間が80時間を超える場合などと定めている。だが、精神疾患などによる過労自殺と労働時間との関連について明確な基準はない。
 06年度の過労自殺による労災認定は、前年度の1.6倍の66人(1人未遂)で過去最多。原告代理人の島田浩樹弁護士は「過労自殺の労災認定についても、明確な判断基準が必要だ」と指摘している。
 【関連記事】「過労死、「労組にも責任」 遺族が民事調停申し立て 2007/ 7/31 asahi.com」 / 「「仕事と生活の調和」推進役・厚労省、残業時間が最長 2007/ 7/19 asahi.com」 / 「ワーク・ライフ・バランス推進へ官民トップ会合、年内に指針 2007/ 7/17 NIKKEI NET」 / 「女性研修医の過労自殺、労基署が労災認定…日大付属病院 2007/ 4/17 YOMIURI ONLINE
 【コメント】ここ最近は過労による自殺に対して、「労災認定」が出されるケースが多くなってきた。ここ最近に行われた労災申請であれば、この報道のケースも労災認定された可能性もあろう。だが、労働形態が複雑となりつつある最近の状況では、過労や精神障害と業務の関連性、自殺との関連性については都度検証が不可欠。当てはまる過去の認定事例が無ければ、認定される可能性も少ないということもまた事実だ。

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