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2007.07.15

【社労士:社会関連情報】国年法・厚年法 > 年金過誤払い・社保庁不祥事1000件超、昨年度(20070713)

社保庁不祥事1000件超 昨年度 2007/ 7/13 YOMIURI ONLINE

 前年の2.5倍 着服・紛失・処理ミス

 年金記録漏れ問題に揺れる社会保険庁で、職員の事務処理に絡んだ事件・事故やミスが、昨年度だけで、1000件を上回る見通しであることがわかった。2005年度は約400件で、一気に2・5倍以上に膨れ上がることになる。社保庁では今年度から、こうした不祥事をまとめて公表することにしているが、一部の社会保険事務局の報告に問題があったとして、現在、他の報告内容についても確認作業を進めており、公表のめどは立っていない。
 社保庁の内部資料によると、05年度の不祥事は、事件・事故が53件、事務処理ミスは354件の計407件だった。事件・事故の中には、厚生年金や国民年金の保険料着服や詐取が3件、年金手帳や国民年金納付状況カードなどの紛失が37件あったほか、年金相談センター長らが、年金加入情報を興味本位でのぞき見した事例も含まれている。
 社保庁によると、06年度のこうした不祥事は、既に1000件を超すことが確実となっているという。
 この中には、昨年12月から今年1月にかけて、宮崎県内の都城、高鍋の両社会保険事務所で発覚した、年金選択に関する3件の処理ミスもある。夫を亡くした高齢の女性らが、既に受給していた年金より、支払い額の多い遺族厚生年金の受給を請求したが、年金を選択する申出書を提出させなかったため、従来の年金支給が継続され、計約37万円の差額の支払いを受けられなかった。
 この処理ミスを巡っては、上部組織の宮崎社会保険事務局が今年2月、社保庁に報告し、同事務局のホームページ(HP)で公表を約束。しかしその後、女性1人が公表を拒んだとして、同事務局は公表していなかった。これに気づいた社保庁の担当者が指導し、6月中旬にHPで公表された。
 この問題をきっかけに社保庁では、06年度の不祥事報告の内容を洗い直しているというが、「いつ公表できるかわからない」(サービス推進課)という。
 社保庁では、05年度の不祥事のうち、金銭登録機や切手(2万6610円分)の紛失など、財産紛失に関する3件について、会計検査院への報告も怠っていた。

 再発防止 長年怠る

 社会保険庁が、全国47都道府県にある社会保険事務局ごとに事務処理ミスや事件・事故を公表するようになったのは、2005年12月からだ。ミスや不祥事を明らかにした上で、原因を究明し、再発防止を図るという、組織として当たり前の取り組みが、おざなりにされていたと言わざるを得ない。
 汚職事件、年金保険料の無駄遣い、今回の年金記録漏れと続いた不祥事では、いずれも、強力な労働組合の下、国民に顔を向けてこなかった組織の体質と、問題を知りつつ放置してきた幹部の怠慢が背景にある。
 小さなミスでも一つひとつ検証し、改めるという姿勢をもっと早くから取っていれば、事態はここまで深刻にならなかったはずだ。すでに解体が決まっているとはいえ、新たな組織として真に再出発するためには、この際、すべてのうみを出しきることが必要だ。

 【関連記事】「徒労感・見切り…社保庁職員、「自己都合」退職が急増 2007/ 7/ 4 NIKKEI NET」 / 「社保庁職員に賞与一部返納を要請、長官名で全員に書簡 2007/ 6/27 YOMIURI ONLINE」 / 「社保庁、年金不正免除で169人を懲戒処分 2006/ 8/28 NIKKEI NET」 / 「社保庁、年金のぞき見職員3200人処分・3人刑事告発へ 2005/12/27 NIKKEI NET
 【コメント】急激に多くなった社会保険庁のミス。社会保険庁解体などが審議され始め、職員そのもののモラールが低下したことも原因といえそう。解体が決まっているとは言え、その解体までの間、このまま業務を続けさせて問題ないかどうかという不安まで上がってきそうだ。

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